アーティスト・久松知子のはじめての作品集。
初期代表作《日本の美術を埋葬する》など2013年から2018年までの絵画作品18点を収録しています。もはや久松の定番モチーフになっている「赤べこ」を彷彿させる鮮やかな赤い装丁は美しく、裏表紙にちょこんとたたずむ赤べこは可愛すぎる。
日本の近現代美術の制度や歴史観への考察を出発点に、絵画を描く久松知子。本書のページをひとたびめくれば、日本の近現代美術における錚々たるプレイヤーたちと顔をあわせることになる。福島県喜多方市での滞在制作を機に描き続けている「赤べこ」がモチーフのキャラクターもたびたび絵画の中に登場する。「いる」という存在感がすごい。われわれと同じ鑑賞者のようでもあり、監視員のようにも見えてくる。
《商品詳細》
久松知子 作品集
TOMOKO HISAMATSU
PAINTINGS 2013-2018
久松知子/TOMOKO HISAMATSU
出版:2019年4月6日
デザイン:土澤潮(デザイン事務所ペイジ)
仕様:ソフトカバー/A5サイズ 148mm × 210mm/40P/カラー
♡本商品をお買い上げの方には、牛木匡憲さん文字による「本屋しゃんろご」の「しーる」をプレゼント
《プロフィール》
久松知子(ひさまつ・ともこ)
1991年三重県生まれ。画家。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程日本画領域修了。2019年同大学院博士課程中途退学。《日本の美術を埋葬する》(2014)で第7回絹谷幸二賞奨励賞、 (2015)《レペゼン 日本の美術》(2015)で第18回岡本太郎現代芸術賞岡本敏子賞(2015)受賞。2018年大原美術館のレジデンスプログラムARKO2018に招聘、個展を開催。絵画の制作や展覧会の企画などの実践を通して、日本の都市/地方の芸術文化のありかたを批評的に問い続けている。主な展覧会に、グループ展「考える人」海老原商店(2020年、東京)、個展「久松知子絵画展」日本橋三越(2019年、東京)。その他、各地で展覧会に参加。
https://tomokohisamatsujp.wordpress.com/
https://twitter.com/hisamatsutomoko